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ラズベリーの名前が付く胃癌の症例

先日、当院の胃カメラ(上部内視鏡検査)で”ラズベリー型胃癌”を見つけました。
正式名称は「低異型度腺窩上皮型胃型腺癌」で、色や形がラズベリーに似ていることから、”ラズベリー型胃癌”とも呼びます。偶然発見した症例です。


 [上の内視鏡写真は当院で実施した実際の写真です]

 ラズベリー型胃癌とは、近年報告された新しい疾患概念です。 ピロリ未感染の胃底腺領域に発生し、強い発赤を伴う亜有茎性のポリープです。 一見、ラズベリーのような形態であり、ラズベリー型胃癌というニックネームで学会等でも話題となってます。場所は胃のなかでも比較的上側の穹窿部や胃体上部に多く見られます。今回、年齢関して検査をご希望で来院された、50歳男性の方の上部内視鏡検査(胃カメラ)を実施したところ、偶然見つける事ができた症例です。後日、早目の治療をお勧めしたところ、快諾して頂き、大病院での治療内視鏡検査で治療をしました。特に症状がなくても、定期的な内視鏡検査が大切であることを実感する症例です。

 当院でも鎮静剤を使用した、ご負担の少ない上部内視鏡検査(胃カメラ)を実施しています。ぜひ、定期的な内視鏡検査をお受けください。

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…岩畔慶太 …岩畔彪 …非常勤医師

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